Yamamoto Software / 開発メモ
このページでは開発にまつわるあれこれを取り留め無く記述して行きます。
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2004年05月分を表示
- ■2004年 05月 30日
- ・シンプルである事の難しさ
- 葉書ABの次期バージョンアップに向けてやや本格的な機能追加を試みておりますが結構悩んでます。機能を増やそうとするとどうしてもインターフェースが増える方向にいってしまうのです。成る丈既存のインターフェースの枠内で機能追加が出来ないかと考えているのですが、難しいですね。もちろん諦めませんが満足いく物に成るには何回かのバージョンアップが必要かもしれません。
思えば現在複雑なソフトの代表の様に言われているMS Wordなども、登場した当初はその使いやすさを絶賛されていました。当時は日本語版は無かったので国内では使えなかったのですが、雑誌などのレビューでは大変好意的な物ばかりで有ったと記憶しています。それが長い月日を経て機能を充実して行った結果がソフトの肥大化、複雑化でした。やはりシンプルであり続けるのは難しいのでしょうか?うーむ。
- ■2004年 05月 28日
- ・なぜ葉書ABを開発したのか
- まずは葉書AB開発の経緯について書いてみます。これまで私は宛名印刷には主にPhotoshopを使って来ました。なんでそんな物をとお思いの方も多いでしょうが、裏面を作成するのがこのソフトなので宛名もついでにと云う理由です。確かに一度レイアウトを決めるとそれ程の面倒も無く印刷出来ていました。では満足していたかと云われると、やはり不満はありました。
Photoshop等の大物アプリで宛名印刷する事の欠点は、重い事です。あまりにも重すぎる。ちなみに私のマシンはG4 Cube 450MHzです。そこで軽い宛名印刷ソフトを探しましたが、宛名職人しかめぼしい物はありません。早速体験版を試してみました。起動はまあまあでDockで5バウンド程度、Photoshopに比べれば軽い物です。これは良いと思い使ってみて驚きました。恐ろしい程訳が分からない。まず最初に住所録を作成するのですが、アドレスブックのデータを読み込む機能が有りましたので読んでみました。一応読めましたがグループで分けてくれないのでバラバラです。更にこれをどうすれば印刷まで持っていけるのか、私は途方に暮れました。そして静かにコマンド+Qを押して目を閉じました。そうです、私は宛名職人に敗北したのです。
恐らく宛名職人はよく出来たソフトなのだと思います。機能は豊富そうでしたし、メニューには色々な項目が溢れんばかりでした。結構軽快な動きも見せていました。しかし私は何をすれば良いのか分からないのです。マニュアルを熟読すれば良いのでしょうか?もちろんそうでしょう。しかし、そうする位なら使い慣れたPhotoshopで我慢します。そしてPhotoshopで我慢するのも嫌になったので宛名印刷ソフトを作成しようと考えました。
宛名印刷ソフトをゼロから考えてみました。先ず設計の目標は軽い事。次に簡単である事。この2点を満たせば良かったのです。したがって機能は印刷する事のみ。印刷に必要なデータは他のソフトで用意する。この場合はアドレスブックですね。アドレスブックで入力し、検索し、絞り込んだデータを簡単に取り込む方法。それがドラッグ&ドロップでした。この方法はMacとしても自然な物でしたし実現も簡単です。そして出来たのが葉書AB。ネーミングは可成り安易ですが目標は達しました。それなりに満足しています。これが開発の経緯です。もちろん公開するにあたり随分と外観を整備しましたが結局は自分の為に作成したソフトなのです。
宛名印刷は簡単に成りましたが実は他にも困った問題は有ります。例えばエディタ。私はプログラマなので愛用のエディタはXcodeです。しかしプログラム以外の用途にはあまり向かない代物です。OS X以前はJeditを愛用していましたが、Carbon版Jeditは満足行かない物に成りました。例えばHTML。私はHTMLコーディングは好きでは無いのですが、そうは云ってもGoLive等の大物アプリを使いたいとも思いません。例えば画像の管理。iPhotoとは違った切り口の管理がしたいのですが適当なソフトが見当たりません。これらの事柄を簡単にしたいと思っています。しかも全て同じ様なユーザーインターフェースで。それにはCocoaが役に立つでしょうし、公開する事でより良いアイデアも得られると思います。新しいソフトの公開が何時に成るかはまだ言えませんが、その時が来たらこのサイトで公開させて頂きます。その時は皆様に評価をお願いしたいと思います。